3月も終盤に入り、そろそろ春本番♪な時期の今日このごろ、うちのチランジア達も全員が今季の冬越し成功になるかな~という、始まりが待ち遠しいところ。
イオナンタの親株と、カピタータ・ピーチの極小の子株が枯れたけどまぁ、あれはやむなしの出来事だし気にしな~い☆管理次第で耐寒性の壁も越えられるぅ~、と気分は春に向かっていたのですよ。
そんな折、つい先日のことですが。
いつものようにごく少量の、冬仕様の水やりをしていて、パウシフォリアを手にとった時のことです。あら、なんか子株が外れるんじゃないの、これ・・・という手応えを感じ、親株との接続部分を軽く引っ張りました。
すると予想通り簡単に、親子は別々に。しかしその直後、親株は形を保つ間もなく葉がバラバラと崩れて一気にお亡くなりに――。ま、まぁ役目を終えて寿命がきたのだわァ、と思っていました。
さてそうなると子株。あまり生長しなくてまだ4センチくらいだけど、独立した個体として充分な大きさだろう、とこれからに目を向けていたその一瞬に、何だか妙な違和感が。
くるまれていた親株の葉がなくなってむき出しになった子株の根元が、やたらとシワが寄っていて心持ち軟らかい。色こそ通常の緑でも、これはちょっと変だ・・・で、子株を指でつまんでみる。
軽く触っているだけなのに、親株と同じように葉が1枚、また1枚とポロポロ減っていき、どこまで細くなってしまうのか、、心配しているうちに、到達した芯もあっけなく崩壊してしまいました。
ああ久々の・・・バラバラになるチランジアに遭遇してしまった。最近では寒さと水切れにより枯れた株だけを目にしていたので、けっこうショック。。
でも腐っていたわけではないようですが・・・。バラバラになった葉をよく見てみたら、芯に近い部分に黒い点々があり、カビた様子でした。外から見た分には色は正常で、ある意味初めてのパターンともいえそうですが、、2世株がいなくなるのは残念。何がいけなかったのかしら。
思えば子株が出来てから、生長が遅かったのも調子を崩していたからとも考えられる。やって来たのは2012年の春で、その夏に親株が開花。あの花は定番の紫花でもすごく上品な色合いだったなぁ。花期が長かったから飽きてきたりなんかしたけど、貴重だったのね。。
そうだ、子株が出来るまでにも丸1年もかかったのだった。自分が見た中では異例な子吹きの仕方だなーと思っていた。それにはそれなりの理由があったのかも。うーん、耐寒性なのだろうか。
出来る限りの防寒はやったつもりで冬越しに臨んでいましたが、徐々に弱っていたのでしょう・・・。しかも寒さから守るあまり、日照がおろそかになっていたりもしたし、なかなか大変・・・。
寒冷地で、最初から耐寒性が低いとわかっているやつはやはり難しかったのか―――。でもいいんだ。これでまたひとつ、思い出と経験が増えました。
即戦力って、このような結果をたどりがちなのではないかなーと、個人的に学びました☆