たった2粒のアゼツライトに深く感銘を受けた君取でありますが、真冬に真っ白な石は寒々しくて、あまり近付けないですねぇ。よく冬のおしゃれアイテムで白い物が使われますけど、ああいうのって所詮、そんなに寒くない地域の都会人とかが発信している文化だったりするんですわ。ロシアやアラスカのフサフサした帽子なんかは茶色のイメージが強いし。白は積雪だけで充分足りておりますよっと。
アゼツライトの種類がものすごく増殖しているのはどう見たらいいのだろうか。。ちらっと調べると、不況下のアメリカで以前ほど石が売れないので廉価版を日本向けに大量受注しているとか何とか。
確かに、安価に設定されている物はやや質が落ちた製品っぽい。ヒマラヤゴールドアゼツライトの小粒なやつを同時に買ってみましたが、別のところで買った普通のヒマラヤ産ゴールド水晶と見た目はほとんど同じだったりしました。そうなってくるともうオカルト的観点でしかパワーの違いを測れない・・・怪しげな世界かしらん。
まあそれでも君取には、他の石にはないパワーみたいなものを受け取ることが出来たので、廉価版だろうと別にたいした違和感はありませんでした。だってほら、たまに聞くではないですか、医薬品なども本当は西洋人と東洋人とでは遺伝子的に効き方が変わってくるとか。何年か前にインフルエンザの処方薬・タミフルで一部おかしな副作用の報告例が相次いだりしたし、そもそも薬の認可に至るまでの臨床試験は男性だけが実験台になるから、女性への投与では多少ぶっつけ本番になったりもします。
話がやや逸れましたが、石の波動だってきっと、個人によって合う合わないはあるに違いない。もしかしたらアメリカのあの石の業者、このグレードは日本人向け、とか分けていることもあり得るわァ。価値のある石をより多くの人に、みたいな慈善だけで商売を行っているわけではないのだろうけど、結局のところ適材適所に需要をうまく結び付ければ、結果としてたくさん売れるというのも兼ねているのかも。
アゼツライトと名の付くものでは、検索してもあまり情報が出て来ないものまでありました。インドで採れるシリーズは特にその傾向があります。しかし何種類かの石を混ぜたブレスレットの中で、装着していたある時妙~に、一部分というかピンポイントの一粒が腕回りで異彩を放っていたことがあって、見て確認してみたら「サチャロカなんとか」のネーミングがついたビーズだったりしましたよ。
あれって、アメリカとインドとで産地は離れていても、どことなく雰囲気が似ています。同じ石が別の産地で採掘されることなど普通といえば普通なのだけど、あの手の石というのは、ありふれた水晶でありながら他ではあまり見ない質感のような気もしないでもない。やっぱり何か人為的な技でも駆使しているんじゃないのォ?
とりあえず君取は少量でもアゼツライトという石に出会うことができて、またひとつ石への造詣が深まっただけでもありがたい体験です。。