日々、色々な人のツイッターだとかブログなどを目にしていて、いい言葉って意外とあちこちに埋もれているものなのだと感心しきりの君取でございます。。
有名人の名言は大きく取り上げられることも多いですが、名もなき市井の人とでもいうのでしょうか、一般的と評される人生を送っている方々の経験値から発せられる言葉にもなかなか響くものがあったりするのですよ。
君取もそんな風に、自分の感じたままにうまく表現できたらといつも願っておるところです。理想としては、自分が発信したという形跡を残さずに、誰が言い出したのかもわからないけれど誰でも知っていることわざ的な、名文句みたいなものを作り出せるようになれたらなぁと。そして後世まで浸透していったら・・と。
最近ことわざ辞典にくまなく目を通してみたら、やけに「わかるわァー」と納得できるものが多数掲載されておりました。これらは、誰からともなく発せられた生き残りの言葉なのでしょうね。ことわざとはそういうものか・・・。いやぁ、ぜひその先人たちのお仲間に加えていただきたいものだ。
とりあえず自分の中でひとつ浮かんだものがあります。とはいっても知っていることわざの数なんてまだ少ないので、過去にもう誰かが考え付いたものかもしれないけども。
「猫好きに毛虫」―――なんてのはどうでしょう。猫のようにフサフサした可愛い動物が好きな人が、その可愛さを年がら年中語っていて、話が猫から脱線してもまだそのフサフサの毛について夢中で論じているとする。
すると揚げ足とりの名人みたいな人がやって来て、何とかこの話題に便乗しつつ不幸をもたらそうとして、「ああ、そんなに毛の生えた生き物が好きならこれあげる!」と大真面目な顔をしながら最高に気持ちの悪い毛虫をプレゼント・・・みたいなこと。
つまり意味としては、論理だけは合っているが本質をすり替える行為、また悪意を持ってそれを行う人物。転じて、非難を受けすに済む巧妙なありがた迷惑によって、故意または無意識に不幸をもたらす人のたとえ、と。
これは以前にも記事に書いた、
カビ女との接触からひねり出された発想でございます。。。いやー、女の人の友情を装った優越感から発生する、「自分よりも劣った存在でいて欲しい、少しでも劣った男をあてがっておきたい」願望によって起こす行動力ってのは、ものすごいよ?いくら目障りな存在だからといって、こちらの自由に選択する権利だとかを呪縛する手法で奪おうとはね。ああ怖ッ。
それとは同じかどうかわからないけど、実際に話の途中でその方向に持って行かれそうになった例が他にもありました。高校生の時、こちらが動物のフサフサした毛の可愛らしさについて熱弁していたら、いつの間にか次の話題へと切り替えていた当時の友人が一言、「じゃあ、男の人も毛深い人が好きなんだね!」と・・・。
あのぅ、それは全然別の話でしょ・・・そもそも今の今まで異性の好みの話なんてしていなかったのに、なぜそういう突飛な発想になるんだか。動物の毛深さと人間の毛深さは別次元の問題だし・・・と長ったらしく説明するのも面倒で、その場ではもう黙って何も答えませんでした。
あのまま行ったら、人によっては勝手に毛深い要素を持った人間を用意してくる可能性だってある。別に毛深い人に対してどうこう言う気はないが、人の好みの方向づけを強引に決定させるやり方がどうも腑に落ちない。
猫好きに毛虫、女性の浅ましさを表現するのにピッタリだと思うのですがどうでしょう。