コルビーさんの独り立ちの様子について、もう少し経緯を説明しますね。
実は親株さんはカラカラに枯れたにもかかわらず、
あり得ないほど強固にくっ付いたままだったのです。
このまま付けておくのはどうなんだろうか・・・見た目はともかくとして、これからの季節、発根するとしたらどこから生えてくるのかわからないし、2代目に悪い影響が出たらまずいなぁー、と、慎重ながらもやや強引に親株を引っ張ってみた。
すると親株の基部の上あたりがパックリと割れました。そこも乾き切っていたので、こりゃ確実にご臨終だなと再確認。ん?待てよ、ここが切り離されても基部がふさがれていたらまるで意味がないではないか!!
しかしここからが気を遣うポイントだった・・・。いわばへその緒にあたる親株の基部、これがどういじってもびくともしない。極限まで子育てを続けようという生命力の証なんですね。だけどもう、ここまでカラカラになって親株も役割を果たしたし、この強固さではどう考えても自然に基部がとれるとも思えない。
というわけでとるぞ!GO!GO!ねじればいいんだッ、ゆっくりゆっくり・・・で・・・きれいにとれたのだ!
ほら、おへそが一人前~☆
とれたへその緒がこちら↓
驚いたことに、あれだけカラカラだった親株でありながら、へその緒(基部)には水分があったのです。この写真の左方向に伸びている根が親株から生えたもの、右方向のが子株へとつながっていた部分です。なるほど、根だと思っていたものが親株からの命綱の場合もあるのですね。まさにへその緒だッ。チランジアは独り立ちしたら根っこは栄養補給には使わず場所取りの手段にするようですが、子供の時は普通に根から育っているんだわァ。いやぁ感動ですわー。
2代目のおへそが乾く前に、思わず匂いを嗅いでしまった・・・変態かッ!
とってもみずみずしくて、緑のかほりがしました。