美しさを求めるのは自然なことかもしれませんが、私の中では巨乳に憧れる女性の心理というのがどうも理解できません。男性だったらそういうフェチ?もあるかなぁとは思っても、なぜに女性がそんなにこだわるのか。
胸を大きく見せる服装をし、豊胸の効果がありそうな栄養成分に飛びついて積極的に摂取、果てには豊胸手術まで考えるって・・・他にもっと考えることあるのでは?だって胸が付いていないのではないでしょ。
豊胸の手術もたぶん最初は、ガンとかの病気で切除した人のために出来たものではないかと。他の整形手術も本来の目的はその辺りですよね。顔にやむを得ず残っている傷だとかアザだとかを何とかしたいという切実な願いです。
整形願望はそれを拡大解釈したものなのだろうけど、根底にある気持ちは単なる見栄が大きいでしょう。世間はどうして、人にあって自分にないものを不安に思うところへつけ込んで、あおる行為ばかりを続けるのでしょうか。確かに整形をする人も増えればそれなりに医者の技術も質が上がるし、お金がうまく循環するというのはありますけど・・・。中には日本で整形をして稼いだお金で、医療が進んでいない国に行って必要最低限の手術費用にしている医師もいるみたいです。
だけど前にニュースで見たのですが、アメリカのデータでは、豊胸手術をした人の自殺率はしていない人の2倍になる、とありました。これは・・・いくつか理由はあるでしょうけども、きっと豊胸手術を終えてもまた新たな不満を別のところで発見してしまって、ひとつずつ手を尽くし満たされていってもそれが永遠に終わらないからと思います。
何か嫌なこと、不都合なことに遭遇する度に「先天的に恵まれていない」部分に目が行き、胸に関しても手術したことさえ気休めに感じるような気持ちで否定的になってしまうという、これもまた執着です。こんなことをしていると、五体満足で人間関係にも恵まれていると豪語して何も努力しなくなっているような、ふざけた人間にこの世を全て乗っ取られて大変なことになります。こんな奴らに使われ、仕えるのは地獄だッ!
うぬぼれほど怖いものはないですよ。うぬぼれる危険は全ての人間に潜んでいます。自力でもないのに望むものに恵まれてしまうことが一番の危険地帯といえます。ですから小さなコンプレックスは感謝すべきものでもあるのです。そう気付くだけでも精神レベルが上がる。
「この程度の悩みを与えてくれてありがとう」「これがあるから力が出る」
こうなれたらいいですネ☆