君取はこの車社会に、以前から疑問を持っていました。元々乗り物があまり好きではないのです。乳児の時にベビーカーを拒否したくらいですからね。
大人になって自動車の免許を取りに教習所へ通う流れが自然に出来ているのが、気に食わなかったです。教える教官の類も、妙に偉そうにしている人が多かった気がします。
私は運転の技術自体は普通なんですが、二つ以上のことを同時に行えない人間なので、道路のルールを守ることと操作を正しくやることの、どちらにも集中できません。
皆がルールを完璧に守ってくれるのならまだしも現実はそうはいかず、「何でこんな場所に停車してるんだッ」という場面に出くわすと、ますますパニックになります。
そんなわけで、私はペーパードライバーの道を選びました。運転は性格的に無理です。詳しい理由はいずれ徐々にこのブログで明らかになると思います。ちょっと特殊な例です。
だいたい、全ての大人が車を乗り回して当然であるかのようなこの風潮、どうなんですかね?声を大にして言いたいです。許せないのは私だけでしょうか?
土地がスカスカのアメリカではないのだから、日本では山奥の田舎以外では車なんてなくても生活できるはずです。
人口が数万人いるような市町村であれば、生活に必要なスーパーとか金融機関、お役所も、全部徒歩で30分以内に収まっていることが多いです。
それなのにそういう小さな地方都市の人間ほど、車を持ちたがります。「車がないと生活できない」だけでなく「車がないと就職できない」とまで言ったバカがいました。
それじゃあ、最初から車を買ったり免許を取る金・能力がない人間は就職も出来ず、お金を貯めることもままならない一生を過ごせと?
車の利用法が完全に間違っています。職場に向かうのに朝ギリギリまで寝ていたいとかはよくわかりますが、そんなもんですよ、一番の目的は。
家族の送り迎えや、必要とされ過ぎていてどうしても辞められない仕事の通勤になら間違いなく正しい購入理由です。
車が特別好きでもないのに乗り回そうとする人は、生活という決まり文句にかこつけてただのステータス実現に利用したり、人によっては優越感の象徴にしています。
まだまだ怒りは収まらず・・・其の弐に続く。