何かをやるのに躊躇することはよくあるけれども、迷う時点でその選択を捨てる候補にして、やらなくて済む方法を探り始めているといえます。
じゃあ思い切って、候補を全て捨てて、別の道を新たに開拓しては?という場面も多々あります。
うろ覚えなのですが禅の世界にも、迷った時は両方捨てよ、みたいな考えがあるとか聞いたことがあります。おなじみ、ストーンズバザールのオーナー、北出幸男氏の著書にそんな一節がありました(引用しようと思って必死に探したけど見つからなかった)。
君取は一時期、お昼にやっているドロドロの愛憎ドラマを見ていたことがあるのですが、いくつか続けて見ているとだんだんパターンが読めてくるのです。
ああこの人たちは恋仲を解消したけど、こんな近くに住んで行き来したりして、後で問題が起こった時にまた再燃するんだろうな、とか。
案の定、その通りになるんですけどね。きっと勘のいい人なら皆わかってることで、まあそれがドラマの筋書きってもんですよ。
世の中の出来事は、第三者的に見れば全部こんな風にわかり切った行動で成り立っているのかもしれません。
もちろんドラマは特に極端であり得ない展開にもなったりしますが、当事者になればみんな我を見失って、訳わかんなくなるんじゃないですかねェ。
で、それを避けるために安全な道を選ばなければならないからノウハウに固執し、些細な悩みでも頭がいっぱいになってしまうのでしょう。
本当は間違ったことでもためらわずに突き進んで、大きく失敗した方が反省点を深く理解できて成長します。しかしいつまでも反省できなかったり失敗があまりにも大きいと代償が重くなり過ぎてしまうので、ブレーキをかける必要が出てきます。
地道に生きるためのブレーキというのは、必要な物をキープするだけじゃなく、要らない物を削ぎ落としていくのも一つの方法だと思います。
そうすると多分、自分に必要なものだけが最終的に残るんじゃないかなぁ。