「○○に効く健康食品」と耳にして即購入、続けなければ意味はなしとばかりに毎日摂取・・・その情報だけにはやたらと敏感に反応する人々を見て、別におかしくはないのだけど何か違和感が残ります。
「思い立ったらすぐ実践だよー。生きていかなきゃいけないんだから、何でも試してみなきゃ」と決まって正論みたいなことを並びたてる裏側を君取は予測してみました。「自分、こんなに社会のために身を削って働いて、その分人よりストレス過多なんだよね。でもこうやって体にいい成分を積極的に学習して、身を保つ努力を怠らないし実行してるもんね」
・・・と、自分がいかにも正当なことをやっていますという、ただのアピールに結び付くのです。この人らが次に起こす行動といえば、「自分はもう試して成果が出たんだから」と経験者ぶって健康情報の受け売りに走り、これやった?あれやった?ダメでしょやらなきゃ、と健康さえも自分の手柄にして、上から見下すことです。
だーかーらー!変に正当化されてるけど欲だっつーの。サプリメントも自分にどうしても不足しがちなものを見定めて選んでいるならまだしも、あれだッ!これだッ!と飛びつくのなんて、浅ましいじゃないですか。
前にも書きましたが、意識的に生活習慣を見直すのも大事だとは思います。しかし最終的には健康を左右するものはちょっとしたところの無意識に行う動き・選別が大きく、よってそれを可能にする感性を磨くことが本質といえます。キムタクが「ファッションセンスがいいと、生活感覚とかすべてが優れている人だ」みたいなことを言っていました。そこまでは言い過ぎかもしれませんが、何事も感性が及ぼしている範囲はかなりあるのは間違いない!
じゃあ具体的に何をすればいいのさー?と、すぐ簡単な答えを欲しがるんだな、このエセ健康オタクの皆さんは。そういうのをインスタント脳と言います。過程を踏まずに楽にいいとこ取りをしようなんて無理。まずはその考えを改めないと先には進めませんね。
長寿の人がすべて、栄養成分を細かく考えて生活していると思いますか?まるっきりストレスがないなんてことがあり得ますか?それにどう考えたって、非の打ちどころがない完璧な生き方をしている人のみが健康を維持できるかのような、デタラメな信仰はやめた方がいいです。そんな形で長生きしても、人を不幸にしたりして上っ面の人生に終始し、誰のためにもなりません。「あいつ死ねばいいのに」ということになります。寂しいねェ。
なんだかもう生きることそのものが商業主義と一体化しているようで、ますます
人間のマシーン度が高くなっていくのを思えば、一人一人が自分自身を見つめて自分なりに地に足つける方法(肩書きでなく主に日常)を探せるように、社会のボロが出るのも悪くないかとつぶやく君取でした☆